IIJ IoTサービスは、IoT専用のセキュアなネットワークに付加価値を与え、クラウドによるデータ収集・蓄積・可視化、デバイスの監視・制御・メンテナンスを行うためのプラットフォームを提供します。

サービス概要図

    • セキュアなIoT専用ネットワーク

      IoTで課題となるセキュリティ対策も万全。お客様設備から各種クラウドに至るまで、インターネット接続性のないプライベートネットワークによるご提供が可能です。
      センサーデータを収集するネットワークは閉域網になるため、通信の秘匿性を高め、IoTデバイスがインターネットから悪意あるアクセスにさらされる心配もありません。

      セキュアなIoT専用ネットワーク

    • IoTに最適なモバイルアクセス

      IIJはフルMVNO事業者として、独自のモバイルサービスを提供しています。
      多彩な料金プランに加えて、回線の休止・再開を自由に行えるSIMライフサイクル管理やチップSIM、上り特化のIoT専用SIMカードなど、IoTに最適な機能も充実。
      フルMVNOならではの機能を活用して、簡単・柔軟・低コストでIoTの課題を解決できます。

      多彩なプラン 自由なON/OFF 新しいカタチ 上り特化IoT専用SIM
      定額プランやシェアプランはもちろん、監視カメラやISDN乗り換えなど特定用途向けのプランも充実。 管理画面からSIMの休止/再開をコントロール。利用しない期間を休止して、コストを最小限に。 組み込み用、産業用、車載用などの苛酷な環境で長期利用される、IoT用途のSIMも選択可能。 IoTでは上りのデータ容量の比重が高いため、上りに特化したモバイル通信SIMをご提供。

       

    • データの管理と活用

      センシングされたデータは、リアルタイムで外部システムやクラウドに連携できる他、月額7円/GBの低コストなクラウドストレージへ保存することもできます。センサーデータをお客様システムに転送しながら、IoTサービスでバックアップも可能です。
      また、ネットワークカメラなどで保管した映像や画像をIoTサービスのコントロールパネルで閲覧できます。

      データの管理と活用

  • コントロールパネルで機器の一元管理

    機器1台ごとではなく、コントロールパネルから一括でリクエスト/コマンド送信が可能。
    ファームウェアアップデート、ステータス確認、再起動や設定変更などを実行できます。
    エッジデバイスのメンテンナスはリモートでできるため、管理者や技術者が現地に赴く必要はありません。移動コストが削減され、高所作業や危険場所作業などの環境課題をクリアできます。
    コントロールパネル

    コントロールパネルで機器の一元管理

  • WebAPI連携

    プラットフォーム機能はすべてWeb APIを利用して設定・操作・実行が可能。お客様システムとIIJ IoTサービスを連携させることで、お客様独自のIoTシステムを構築できます。

    WebAPI連携

 

サービスメニュー

 

サービスメニュー

モバイルアクセス プライベートコネクタ プライベートモバイルゲートウェイ クラウドアダプタ WISE-PaaSコネクタ デバイスモニタリング データハブ データストレージ デバイスコントロール

 

モバイルアクセス

上りに特化したモバイル通信SIMをご提供。IIJ設備まで閉域網によるセキュアな接続をし、インターネットに接続できます。

モバイルアクセス概要図

  • IIJの提供するフルMVNO SIMカードを利用して、IoTサービス機能を利用できます。フルMVNOでは、回線の中断・再開操作によるモバイル利用料金のコスト圧縮、海外ローミング対応、チップSIMなどの幅広い用途でご利用いただけます 。
    ※フルMVNO機能を利用する場合、別途「IIJモバイルサービス/タイプI」のご契約が必要です。ご契約には別途料金が発生します。
デバイスモニタリング

ゲートウェイ機器の状態やセンシングデータを監視・通知する機能です。指定のJSON形式でアップロードされたデータの簡易可視化(グラフ化)や、データ状況に応じた通知などのアクション実行が可能です。

デバイスモニタリング概要図

デバイスコントロール

デバイスゲートウェイ及び接続されたデバイスへのHTTP/HTTPSリクエスト送信、SSHコマンド送信、UDPメッセージ送信、ICMP送信を行うことで、リモートからの管理を可能とする機能です。コントロールパネルやWebAPI経由での実行が可能です。また、プロキシ経由でデバイス上の管理画面にリモートでアクセスできます。

デバイスコントロール概要図

データストレージ

センシングデータを蓄積するためのオンラインストレージです。蓄積データを後から取り出すなど、APIによる自由なデータ操作が可能です。データハブと組み合わせることで、アーカイブとして活用することもできます。

データストレージ概要図

データハブ

通信を暗号化し、外部クラウドサービスへデータをストリーム転送する機能です。HTTPプロトコルの他、低速なモバイルネットワーク(3G等)環境での通信量低減、レガシー機器にも対応するTCP/UDPプロトコルにも対応しています。転送先をデバイス単位でコントロールすることが可能です。また、転送するデータを複製し複数の外部クラウドサービスへ送るミラーリング機能にも対応しています。

データハブ概要図

対応プロトコル

変換前 変換後
HTTP HTTP/HTTPS
TCP HTTP/HTTPS
UDP HTTP/HTTPS
クラウドアダプタ

データハブの提供しているデータ転送機能に加え、各種クラウドサービスの認証機能及びサービスに接続するためのクライアント機能を提供します。

クラウドアダプタ概要図

プライベートコネクタ

IIJ GIO、AWS、Microsoft Azureなどの各種クラウドサービスや、お客様ネットワークへ閉域網で接続するためのゲートウェイです。 IIJ OmnibusサービスやIIJクラウドエクスチェンジサービスと連携することで、自由な接続を実現できます。

プライベートコネクタ概要図

プライベートモバイルゲートウェイ

モバイル通信において、デバイス・クラウドサービスとの双方向通信、及びデバイス間の双方向通信を実現できます。データのアップロードだけでなく、リモートからのデバイス制御が必要な場合にご活用いただけます。また、デバイスに割り振るプライベートIPアドレスを指定できるため、より自由なネットワーク設計が可能です。

プライベートモバイルゲートウェイ概要図

WISE-PaaSコネクタ

「WISE-PaaSコネクタ」は、お客様設備とWISE-PaaS IIJ Japan-Eastを閉域ネットワークで接続するゲートウェイ機能を提供します。

WISE-PaaSはグローバルに展開している台湾ADVANTECH社の産業向けクラウドサービスであり、 WISE-PaaS IIJ Japan-Eastは日本国内のIIJデータセンター内でサービス提供されています。お客様設備とWISE-PaaS IIJ Japan-Eastを接続する際は、インターネット経由でのご利用だけではなく、WISE-PaaSコネクタを用いることで閉域ネットワークでの接続が可能です。

WISE-PaaSコネクタ概要図

ユースケース

「エッジ」「クラウド」「ユーザ」をつなぐIoTプラットフォームは汎用性に富み、様々なユースケースで活用できます。
業務の最適化や省力化、環境問題や人材不足など各業界における様々な課題解決にお役立てください。

IIJ IoTサービスの活用例を、代表的な利用シーンと共にご紹介します。

GPSトラッカー ネットワークカメラ リモートメンテナンス
GPSトラッカー

GPSトラッカー等のバッテリ駆動端末の省電力化用途として

ネットワークカメラ

ネットワークカメラを活用した設備のリモート監視、工場内のライン監視、店舗やマンションの不審者監視など

リモートメンテナンス

IoT向けのデバイス機器をリモートで監視やメンテナンス

 

GPSトラッカー

GPSセンサーとIIJ IoTサービスを組み合わせることで、簡単かつシンプル、低コストでセキュアなシステムを構成できます。実装に応じたSIMを選択して、気軽に開始できる課金体系なので、素早くPoC (実証実験)を開始できます。

利用シーン

人の見守り

車両の位置・経路確認

子供や高齢者など、人の見守りに活用することで家族の安全を守ります。

タクシーなどの現地情報確認、走行記録の自動化、最寄ドライバーの把握など様々な活用が可能です。

盗難対策

物流での位置確認や追跡

バイク、荷物などの盗難や強盗対策に。場所の追跡や経路確認が可能です。

輸送中トラックの位置確認、走行記録/ルート記録の自動化、稼働管理/荷物のトラッキングなどが可能です。

課題とアプローチ

課題例

デバイスの消費電力が高い。

IIJ IoTサービスなら

シンプルなデータ送信方式で、
通信量やデバイスの消費電力を削減

GPSトラッカー 課題とアプローチ概要図

ネットワークカメラ

ネットワークカメラを活用した設備のリモート監視、工場内のライン監視、店舗やマンションの不審者監視など、IIJ IoTサービスを組み合わせることで簡単・低コスト・セキュアにシステムを構築できます。

利用シーン

遠隔地のリモート監視 工場内のライン監視
太陽光発電設備などをリモート監視。物損などの状況を確認できます。

工場内ラインでは、事故発生時証拠データとして、また作業や勤怠管理として利用できます。

店舗内の不審者監視 マンション/住宅の監視
万引きや盗難抑止。また、証拠データを保存できます。

マンションや住宅などに設置することで、不審者の監視や証拠保存に利用可能です。

課題とアプローチ

課題例
監視データや映像の保管コストが心配

 

IIJ IoTサービスなら
動画の蓄積には安価な
クラウドストレージを活用

一般的にはローカルにネットワークビデオレコーダーなどを設置してデータを保存しますが、IIJ IoTサービスでは月額7円/GBの低コストなクラウドストレージをご利用いただけます。

課題とアプローチ概要図

ご利用料金

ご要件に応じて個別にお見積もりします。営業担当またはWebフォームへお気軽にお問い合わせください。