IIJ GIO EUサービスは、日本の「IIJ GIO(ジオ)」サービスと同様の高品質なサーバ環境を欧州市場で提供するクラウドサービスです。豊富なサーバタイプ、アドオンを組み合わせて柔軟なシステム構築を可能にします。

VMware IaaS powered   VMware hybrid cloud powered

 

IIJ GIO EUサービスの特長
  • VMwareで仮想化し「持たないプライベートクラウド」を実現する「仮想化プラットフォーム VWシリーズ」を、欧州でもご提供。お客様所有のプライベートクラウドと同等の利用環境を提供し、構成の柔軟性が必要とされるミッションクリティカルなシステムにも対応するクラウドです。

  • 欧州・アジア・日本・米国を高速でつなぐ大容量インターネットバックボーン上にクラウド基盤を構築。日本や世界からの高い接続性とレスポンスを実現し、国境を越えた高速クラウドを提供します。

  • お客様保有のシステムと、IIJのクラウドサービスとを統合してハイブリッドシステムとしても利用可能です。

  • 英国政府が運営する政府・公共機関向けクラウドサービスの調達フレームワークである「G-Cloud 9」のCloud hostingのサプライヤーとして認証を取得。英国政府の厳しい基準をクリアした安心のクラウドサービスをご提供します。

欧州域内での課題を解決

IT担当者のいない小規模拠点で、セキュアかつフレキシブルなオフィスIT環境を迅速にご提供

東欧諸国などにおける新規進出拠点のIT設備は、迅速かつフレキシブルに構築する必要があります。
IIJはクラウドを活用したオフィスITの構築支援やアウトソースを提供し、お客様を不慣れなIT構築や日々の運用から解放します。EU域内のデータセンターを利用できること で、欧州の個人情報保護法にあたるData Protection Actにも準拠し、お客様が安心してビジネスを遂行することができるよう、高度なセキュリティ、サービス品質を守ります。
IT担当者のいない小規模拠点で、セキュアかつフレキシブルなオフィスIT環境を迅速にご提供

分散したオンプレミスの業務システムを、エンタープライズに強いIIJのクラウドに統合

これまで欧州地域の拠点展開に合わせて構築してきたITシステムも、オフィスの統廃合や合理化に伴い見直しを迫られます。
IIJは、オフィスITなどの情報系システムのほか、SAPなどの基幹系システムのクラウド化にも高いノウハウと経験があります。
欧州各地に置かれたオンプレミスの業務システムなどをIIJ GIOのクラウドサービスに統合することで、管理を一元化し、業務の効率化を実現します。
分散したオンプレミスの業務システムをクラウドで統合

 

仮想化プラットフォーム(VWシリーズ)

VMware仮想化基盤を提供する仮想化プラットフォーム(VWシリーズ)では、サーバとストレージ、ネットワークリソースを自由に組み合わせて、迅速に仮想化環境を構築できます。

VWシリーズ概要図

仮想化プラットフォーム(VWシリーズ)のスペック

VMware vSphere ESXiサーバ

項目 H320VW/G2 H320VW/G2-M2
仮想化ソフトウェア VMware vSphere ESXi 6.0 Update 3
CPUコア数 16 16
メモリ 128GB 256GB
NICポート 4
NIC帯域上限 1Gbps
iSCSIポート 2
iSCSIポート帯域上限 1Gbps
インターネットコネクティビティ インターネット接続VLAN/VW/27
インターネット接続VLAN/VW/28

ベースセット/管理サーバ

OS Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard 64bit 英語版
CPUコア数 2 vCPU
メモリ 4GB

ベースセット/vCenter Serverアプライアンス(VMware vCenter Server 6.0)

OS VMware vCenter Server 6.0 Update 3 Appliance
CPUコア数 4 vCPU
メモリ 16GB
インストールソフトウェア
(クライアント)
VMware vSphere Client 6.0
VMware vSphere Command-Line Interface 6.0
VMware vSphere Power CLI 6.3

データストア

容量 iSCSI 500GB/1TB/1.5TB/2TB

 

サービスの品質保証、及び保証の限定

IIJ GIOサービス契約約款に基づくIIJ GIO EUサービスの品質保証及び保証の限定の詳細について以下のとおり定めます。
品質保証を定めるすべてのサービス品目に共通する保証の限定があります。詳しくは、保証の限定をご参照ください。

機能 品質保証 保証の限定
仮想化プラットフォーム
(VWシリーズ)

IIJ GIO EUサービスのVW同一契約(gbpサービスコード)内でVMware vSphere ESXiサーバの品目を2台以上ご契約いただき、かつそれらのESXiサーバ間で冗長構成の設定を行っている場合において同時に2台以上停止しないこと、及び稼働率が99.99%以上であること。

以下を以って、VMware vSphere ESXiサーバの稼働とみなします。

  • VMware vSphere ESXiサーバが電源を投入可能な状態にあること
以下は、VMware vSphere ESXiサーバの非稼働に含まれません。

  • 冗長構成の設定を行っていないVMware vSphere ESXiサーバの非稼働
  • 冗長構成の設定を行っているVMware vSphere ESXiサーバ間でお客様が構築された仮想マシンが移動した際、または移動しようとした際に生じた仮想マシンの停止
  • VMware vSphere ESXiサーバ上で稼働する、お客様が構築された仮想マシン、並びにそれにインストールされたOS、ミドルウェア、及びアプリケーションの停止のうち、VMware vSphere ESXiサーバの停止に起因しないもの
  • 故意、または過失を問わず、お客様がVMware vSphere ESXiサーバのVMware vSphere ESXiをシャットダウンしたことに起因するVMware vSphere ESXiサーバの停止
  • 統合管理サーバの全部、または一部の停止
  • 「コントロールパネル接続用VPN」、及び「管理ネットワーク」の停止
ネットワークアドオン 定めません。

稼働率

稼働率は、以下の数式を用いて計算します。

稼働率(%)=(1-月刊類計非稼働時間(分)※1/月間総稼働時間(分)※2)×100

※ 小数点第3位以下は切り捨てます。

※ 監視センターの監視欠損(監視不能)は非稼動時間扱いとします。ただし申告があった場合のみ非稼働時間と扱います。

(※1)1回あたりの非稼働時間について、1分未満は切り捨てます。
当該月に、0分30秒の非稼働が個別に10回発生した場合は、月間累計非稼働時間(分)は0(分)です。
当該月に、1分30秒の非稼働が個別に10回発生した場合は、月間累計非稼働時間(分)は10(分)です。

(※2)当該月の日数に1,440(60分×24時間)を乗じた値です。当該月が契約月であっても、当該日数の起算日は課金開始日に依らず1日です。

保証の限定

品質保証を定めるすべてのコンポーネントに共通する保証の限定を、以下のとおり定めます。

  • お客様がIIJ GIO EUサービスをご利用されるにあたり使用するサーバやストレージなどの品目の仕様(CPU、メモリ、容量、帯域上限及び性能などを例に含みますが、これらに限定されません)、通信経路(インターネット、閉域網、構内回線、並びにそれらを制御する通信機器などを例に含みますが、これらに限定されません)は、明示的に品質保証の対象として定められていない限り、品質保証の対象に含まれません。また、それらの停止、及び性能劣化などの事象は、品質保証に何らの効力も持ちません。
  • IIJ GIOサービス契約約款に基づく、サービスの利用の制限、中止、停止及び契約者の義務禁止事項の場合には、非稼働に含まれません。

契約者が行ってはならない事項は、以下を例に含みますが、これらに限定されません。

  • お客様が構築された仮想マシンがコンピュータウイルスに感染、または不正アクセスを受け、大量のトラフィックを発生させること
  • 通信パケットのスイッチング、及びルーティングにおけるループの発生を回避する措置を採らずに、マルチキャスト、またはブロードキャストの通信パケットを送出し、ループを発生させること
  • セキュリティ脆弱性を用いて、弊社のサービス設備への不正アクセス、またはその機能の停止、もしくは低減を試みること
  • 専ら大量のトラフィックを発生させることを目的としたハードウェア、またはソフトウェアを用いて、弊社のサービス設備の性能の測定を試みること
  • 不可抗力に伴う非稼働

不可抗力は、以下を例に含みますが、これらに限定されません。

  • 戦争、内乱、テロリズム、及び暴動などの社会不安
  • 地震、津波、噴火、落雷、洪水、降雪、及び落石などの天変地異
  • DoS攻撃(Denial of Service attack)などの業務妨害
  • 設備設置地域当局による公権力の行使
  • 不正アクセス
利用不能にかかる減額

IIJ GIOサービス契約約款に基づく利用不能時の料金減額の詳細は以下のとおりです。

減額の条件 お申し込み要否 必要
※利用不能にかかる減額は、自動的には行われません。
お申し込み方法 弊社が定める様式を使用
※併せて、以下の情報を提出していただく必要があります。

  • 品質保証の違背が発生した対象(サービスコード)
  • 品質保証の違背が発生した期間、内容、及びそれを客観的に証明する情報(※1)(※2)
  • 冗長構成の設定を客観的に証明する情報(VMware vSphere ESXiサーバに限る)
お申し込み期限 当該品質保証の違背が発生した月の翌月15日
※当該日が弊社営業日でない場合は、その次の弊社営業日とします。
お申し込み内容の審査 お申し込みいただいた内容について、弊社にて品質保証の違背の有無を調査します。
品質保証の違背が認められた場合は、下記の減額を行います。
減額の内容 減額する額 当該品質保証の違背が発生したコンポーネントの、当該違背が発生した時点の月額費用の10%(※3)
※当該コンポーネントにオプションサービスが付加されている場合は、当該オプションサービスの月額費用を含みます。
減額する対象 当該品質保証の違背が発生したコンポーネントの、当該違背が発生した月の翌々月の月額費用

(※1)お客様が構築された仮想マシンのシステムログ、カーネルダンプ、ネットワークインタフェースの通信キャプチャ、及びお客様が保有する監視システムのログなどを例に含みますが、これらに限定されません。なお、これらを、無条件に当該要件を満たす情報としてご利用になれることを保証するものではありません。

(※2)弊社より、サービス設備の障害が発生した旨、及びそれに伴いご契約いただいたコンポーネントの稼働に影響が生じた旨をお知らせする通知を、お客様に送付している場合は、これらを、当該要件を満たす情報としてご利用になれる場合があります。なお、統合運用管理サービスの自動メール通知は、それ単独では、当該要件を満たす情報としてはご利用になれません。

(※3)当該違背が発生したのち、当該コンポーネントのグレード変更、または解約が行われ、「減額する額」が「減額する対象」を上回る場合は、後者を前者の限度額とします。当該コンポーネント以外の月額費用を、「減額する対象」とすることはできません。

当月 品質保証の遅背の発生 翌月15日 利用不能にかかる減額のお申し込み期限 翌々月 3ヶ月後10日前後 利用不能にかかる減額が適用された翌々月の月額費用のご請求

減額の限定

IIJ GIOサービス契約約款に基づく本サービスの料金からの減額が、利用不能にかかる減額を上回る場合は、利用不能にかかる減額は適用されません。

減額申請書

減額の申請は、所定の用紙にご記入ください。

ご利用料金

ご要件に応じて個別にお見積もりします。営業担当またはWebフォームへお気軽にお問い合わせください。